レーザー白内障手術のメリット

レーザー白内障手術のメリット

レーザー白内障手術のメリットは大きく3つあります。

  • 目の組織の切開について、1000分の1ミリ単位の精度で位置、深さ、大きさについて正確に行うことが可能
  • フェムトセカンドレーザーによって水晶体を砕くため、超音波乳化吸引術で使用する超音波による組織への影響が最小限ですむ
  • メスでは不可能な形の切開でも、レーザーなら理想的な断面、形で行うことが可能


レーザー白内障手術はこれら3つのポイントにより、従来の眼科医の目と手による手術に比べて「正確」で「精密」な手術を行うことが可能です。また従来の手術よりも角膜の組織へのダメージを減らすことができます。大宮七里眼科でのレーザーの平均照射時間は約30秒です。
これらのポイントによるレーザー白内障手術の具体的なメリットは以下です。

角膜切開

レーザー白内障手術

立体的な形状にも切開することが可能

立体的な形状にも切開することが可能レーザー白内障手術では平面的な形の切開だけでなく、立体的な形状にも切開することができます。これによりレーザー白内障手術による傷口はメスによる傷口よりも、しっかりとした閉鎖を得られることが期待できます。

切開の大きさや位置を正確に作成することが可能

レーザー白内障手術ではOCT (光干渉断層計)によって眼球の構造を立体的にイメージし、そのデータをもとに切開をすることにより、きわめて正確な位置、大きさの傷口を作成することができます。

従来の白内障手術

傷口をまっすぐにしか作れない

傷口をまっすぐにしか作れない従来の白内障手術では目の外側に傷口を作成するさいに必ずメスを使用します。しかしメスの傷口はまっすぐにしか作ることができませんでした。

切開の大きさや位置が不正確

眼科医の目による目測での手術では、切開の位置を正確に行うことはできず、常にわずかな誤差を生じ得ます。
切開の大きさも、メスにたよった手術では、レーザー白内障手術による切開に比べると不正確です。

水晶体前嚢切開

レーザー白内障手術

画像診断装置とレーザーにより安定した水晶体前嚢切開が可能

画像診断装置とレーザーにより安定した水晶体前嚢切開が可能レーザー白内障手術による水晶体前嚢切開は、光干渉断層計(OCT)という画像診断装置により計測された前嚢のカーブに合わせてほぼ真円で前嚢を切開することが出来ます。位置もOCTにより医師の設定に合わせることができます。切開半径もミクロン単位で正確に行うことができます。高い確率で完全な前嚢切開を行うことができ、安定した結果を得られます。

従来の白内障手術

真円切開が難しく、正確性に欠けている

真円切開が難しく、正確性に欠けている従来の手動による水晶体前嚢切開は、顕微鏡下で眼科医が針やピンセットのような器械を使って行っていました。人間の目測と人間の手による手術で完全な真円で切開することは難しく、半径もまちまちでした。場合によって円形にならずに不完全な状態となることもありました。位置も目測で行っているために正確性に欠く場合がありました。円形に切開できても、実際の半径はわからないまま手術を進める必要がありました。

水晶体核分割

レーザー白内障手術

水晶体をレーザーで砕くため眼の組織へのダメージが軽減できる

水晶体をレーザーで砕くため眼の組織へのダメージが軽減できるレーザー白内障手術では水晶体超音波乳化吸引術を行う前の前処置として、水晶体をフェムトセカンドレーザーで砕くことができます。それにより水晶体超音波乳化吸引術で使用する超音波量を激減させ、眼組織へのダメージを最小限にととめることができます。

従来の白内障手術

超音波による目の組織へのダメージが比較的大きい

超音波による目の組織へのダメージが比較的大きいレーザー白内障手術による水晶体の破砕を行わずに超音波吸引術を行う従来の手術では、レーザー白内障手術に比較して眼内で発振する超音波量が多く使用する必要がります。超音波は眼内の組織へのダメージを与えるおそれがあります。

監修医師 山﨑 健一朗

院長紹介

院長資格

  • 日本眼科学会認定 眼科専門医
  • 日本で初めてフェムトセカンドレーザー白内障手術を開始
  • 2017年 著書「人生が変わる白内障手術」出版
  • 多焦点眼内レンズ使用症例を4,958件以上
  • フェムトセカンドレーザー白内障手術4,752件以上
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