大宮七里眼科はクラレオンパンオプティクスを採用しています
大宮七里眼科は2008年開業当初から多焦点眼内レンズを使用した白内障手術を開始し、2022年現在までに4,600例以上の多焦点眼内レンズ使用白内障手術を行いました。そしてこの度、大宮七里眼科では新たな3焦点眼内レンズである 「クラレオンパンプティクス」の使用を開始しました。クラレオンパンオプティクスとは、厚生労働省から初めて承認を受けた3焦点眼内レンズである「パンオプティクス」のデザインをそのままに、素材をクラレオン素材に新しくリニューアルした多焦点眼内レンズです。従来のパンオプティクスが持つ遠方、中間、近方の距離の焦点をそのままに、素材をクラレオン素材に変更することで高い透明性を維持します。
パンオプティクスおよびクラレオン・パンオプティクス
使用合計1,200症例を超えました
大宮七里眼科では2022年に日本国内で発売された新しい多焦点眼内レンズである「クラレオン・パンオプティクス」を積極的に使用しています。
3焦点眼内レンズであるパンオプティクスは、大宮七里眼科では1,000例以上の症例に使用しました。
大宮七里眼科では「クラレオン・パンオプティクス」を積極的に採用しており、2022年8月現在で200症例以上に使用しましたので、パンオプティクスとクラレオン・パンオプティクスの合計使用症例数は1,200症例以上の日本国内トップクラスの経験を持ちます。
そのほかにも大宮七里眼科ではテクニス・シナジーなど、評価と安全性の確立した眼内レンズだけを使用して、術後に高い精度の視機能を提供しています。 多焦点眼内レンズ、レーザー白内障手術をお考えの方はぜひ大宮七里眼科にご相談ください。
大宮七里眼科から
クラレオンパンオプティクスについて学会発表をしました
大宮七里眼科は3焦点眼内レンズであるクラレオンパンオプティクスについて、学会発表しました。
2022年10月に開催された第76回日本臨床眼科学会の一般講演にて、大宮七里眼科院長・山﨑健一朗は新たな多焦点眼内レンズであるクラレオン・パンオプティクスの大宮七里眼科での視力などの結果について発表しました。
大宮七里眼科でのクラレオンパンオプティクスによる白内障手術術後の遠方、中間距離、近見視力は全てとても良好で、コントラスト感度も従来の多焦点眼内レンズと明所、暗所共に遜色のないレベルでした。
患者さんの術後のアンケートによる満足度も非常に高く、夜間のハローやグレアの自覚はあるものの、日常生活には全く支障のないレベルであることがほとんどでした。
クラレオンパンオプティクスはすでに乱視用のタイプもあります。
2022年4月に開催された第126回・日本眼科学会総会にて、大宮七里眼科院長・山﨑健一朗はクラレオンの乱視用眼内レンズの術後成績についての学会発表を行いました。
乱視用クラレオンはとてもいい乱視矯正効果があり、多くの症例で良好な裸眼視力を得ることができました。
クラレオンパンオプティクスはまだ新しい多焦点眼内レンズですので、乱視用のレンズについてはまだ学会発表などは多くされていませんが、従来の素材のパンオプティクス乱視用レンズと同様の効果が得られる可能性が非常に高いと考えられます。
大宮七里眼科では多くの乱視用眼内レンズのクラレオンパンオプティクスを使用しており、基本的に全ての多焦点眼内レンズ手術をフェムトセカンドレーザー白内障手術にて行っています。
クラレオン・パンオプティクス、多焦点眼内レンズ、フェムトセカンドレーザー白内障手術に興味がある方は是非大宮七里眼科にご相談ください。
クラレオンパンオプティクスの特徴
国内初認可のクラレオンパンオプティクス
当初発売されていた多焦点眼内レンズは2焦点眼内レンズといわれ、近方と遠方だけにピントが合うものでした。その後に発売された3焦点眼内レンズの代表であるパンオプティクスでは、従来の近方と遠方だけでなく、中間距離にもピントを合わせています。パンオプティクスでは中間距離の焦点をパソコン操作に適している60㎝に合わせています。この距離はパソコンやスマホ、車の運転の時のカーナビなどの距離です。パンオプティクスでは中間距離の焦点をこれらの作業に合わせることによって、手術した後の患者様の生活の質の向上を期待できます。もちろん従来の焦点同様に遠方と近方の高い視力が維持されており、自然に景色を見たり、新聞の文字も見えやすくなっています。
このたび発売されたクラレオン・パンオプティクスは、上記のパンオプティクスと同様の遠方、中間、近方の焦点距離を持ちます。さらにクラレオン素材を用いることで、クリアな視界を得ることが期待できます。
クラレオンパンオプティクスによる老眼治療
クラレオン・パンオプティクスを使用した白内障を受けることによって、老眼を治療できます。クラレオン・パンオプティクスのような多焦点眼内レンズは、遠方、中間、近方距離に焦点を合わせるだけでなく、もともと近視や遠視がある場合にはそれを軽減させることで、手術した後の眼鏡依存を大幅に軽減させることができます。多焦点眼内レンズでは老眼の矯正も行えるため、手術を受けた患者様の手術満足度は非常に高くなります。
それに対して通常の保険診療による白内障手術では老眼の矯正効果は全くありません。そのためほぼ必ず眼鏡使用が必要となります。
クラレオン・パンオプティクスは明るさの影響を受けにくい
パンオプティクス、クラレオン・パンオプティクスはこれまでの多焦点眼内レンズと比較して照明条件の変化による瞳孔径の見え方への影響が少なく、明所、暗所を問わず安定した視力を得やすいレンズデザインを持ちます。
クラレオン・パンオプティクスは光のロスが少ない
これまでの多焦点眼内レンズでは、一般的に約15%の光のロスがありました。一方、パンオプティクスやクラレオン・パンオプティクスでは、約12%まで光のロスが軽減されています。これまでの多焦点眼内レンズよりも、光エネルギーをより多く網膜に届けることで、遠方や近方問わずに明るくてクリアな視界を得られるように工夫されています。また、パンオプティクス、クラレオン・パンオプティクスでは瞳孔径による見え方のパフォーマンス低下を軽くさせるために、4.5mmの回折ゾーンを用いています。
クラレオン・パンオプティクスは後発白内障の発症リスクを抑える
クラレオン・パンオプティクスはレンズのエッジデザインに独自の工法を用いています。それによって術後の後発白内障の発症リスクを抑えることができます。また、レンズの形状にさまざまな工夫を用いることで、手術した後のレンズ固定の位置を安定して保つことができます。
クラレオン・パンオプティクスは紫外線や青色光を吸収しやすい素材を使用しており、網膜の保護をしています。それによって加齢黄斑変性など、紫外線によって増悪する疾患の予防効果が期待できます。
クラレオン・パンオプティクスは意図的に4焦点を3焦点にしている
クラレオン・パンオプティクスは一度レンズに4つの焦点距離を持たせて、そのうちの一つの距離(パンオプティクスやクラレオン・パンオプティクスの場合は80cm)の焦点を意図的になくすことで、他の距離への配分を増やす技術です。
つまり、パンオプティクスやクラレオン・パンオプティクスは、本来は4焦点の眼内レンズなのですが、それを意図的に一つ減らして3焦点とすることで、特に近方、中間距離への光が増えるように再配分しているのです。
このような4焦点を3焦点にする技術をENLIGHTENテクノロジーとい、パンオプティクスやクラレオン・パンオプティクスだけが持つ独自の技術です。
最近、「5焦点眼内レンズ」と謳っている眼内レンズがありますが、多焦点眼内レンズは焦点の数が多ければよく見えるわけではありません。パンオプティクスやクラレオン・パンオプティクスでは、焦点を意図的に4焦点から3焦点に減らすことで、中間距離や近見距離を見えやすくしているのです。
クラレオン・パンオプティクスは乱視矯正も可能
クラレオン・パンオプティクスは乱視も矯正することができます。
乱視があるかないかは、その人の目によって異なります。乱視が強い目の場合には、乱視用のクラレオン・パンオプティクスを用いることで、乱視も軽減することができます。クラレオン・パンオプティクスでは眼内レンズの固定性を安定させるためにさまざまな工夫がなされており、長期にわたって高い乱視矯正効果が見込めます。
大宮七里眼科では積極的に乱視用眼内レンズを採用しています。乱視の測定には精度の高い検査機器が必要であり、大宮七里眼科ではIOLマスターモデル700、アルゴスのほか、Casia(前眼部OCT装置)も用いて乱視について多角的に計測し、ベストの裸眼視力が得られるようにその患者に一番あった多焦点眼内レンズをしています。それらの計測機器については別のページをご覧ください。