レーザー白内障手術の手順

レーザー白内障手術の手順

レーザー白内障手術機器は光干渉断層計(OCT)という赤外線を用いて眼の構造を詳細に分析する機器を備えており、
リアルタイムで眼の中を分析します。この光干渉断層計による精密な分析によって、レーザー白内障手術は非常に精度が高い切開を高速に行うことができます。
レーザー白内障手術機器・レンズエックスを用いたレーザー白内障手術は、超高性能なレーザーであるフェムトセカンドレーザーによって短時間かつ数ミクロンの誤差もなしに行うことができます。

 

1眼球にキャップを装着

レーザー白内障手術は眼球にキャップをつけて行います。 麻酔は目薬で行い、痛みや圧迫感はほとんどありません。 レーザー中に器具などが見えることもありませんので、安心して受けることが出来ます。 レーザーは平均30秒で終わります。

2水晶体の形状をスキャン

レーザー白内障手術機器・レンズエックス(LenSx)には光干渉断層計(OCT)という3Dで立体的に水晶体の前面と後面の形状をスキャンする機能があり、それにより眼球の構造を1つの画像にすることができます。

3前嚢切開

レーザー白内障手術機器・レンズエックス(LenSx)は光干渉断層計(OCT)で解析した画像をもとにしてきわめて正確に前嚢切開を行うことが出来ます。 レーザー白内障手術機器・レンズエックス(LenSx)の光干渉断層計(OCT)は眼科医が視認することが難しいほどの進行した白内障でも解析を行うことが出来ます。 その三次元解析をもとに手術前に入力している水晶体前嚢切開、水晶体核分割、角膜切開創の位置をその患者さんの眼球に合わせて計算して合わせます。

4水晶体の中心部分をサイコロ状に細かく破砕

その次にレーザー白内障手術機器・レンズエックス(LenSx)は水晶体の中心部分をサイコロ状に細かく破砕します。 これは従来からの水晶体超音波入荷吸引術だけでは不可能な破砕方法です。これによりその後に行う超音波乳化吸引術で使用する超音波量を減らすことができ、眼球組織への負担を大幅に軽減します。

5角膜を切開

最後にレーザー白内障手術機器・レンズエックス(LenSx)は角膜を切開します。従来の手動による手術ではメスを使って傷口を作りますが、レーザー白内障手術ではフェムトセカンドレーザーという特殊なレーザーで切開することによって、通常の手術でのメスで作る傷口に比べてより正確な大きさ、深さ、形で傷口を作ることができます。乱視を軽減するための傷口を作ることも可能です。

監修医師 山﨑 健一朗

院長紹介

院長資格

  • 日本眼科学会認定 眼科専門医
  • 日本で初めてフェムトセカンドレーザー白内障手術を開始
  • 2017年 著書「人生が変わる白内障手術」出版
  • 多焦点眼内レンズ使用症例を4,958件以上
  • フェムトセカンドレーザー白内障手術4,752件以上
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