本日、第56回「人生が変わる白内障手術・第3版」出版記念セミナーを開催しました。
今年最後となるセミナーとなりましたが、年末のお忙しい時期にセミナーにご参加いただきました方々には感謝申し上げます。
白内障は60歳では70〜80%の方が患っていますが、その中で手術を受けている方はたった23%です。白内障は手術以外の治療方法はありません。
なぜ、白内障になっているのに手術を受ける方が少ないのか、一つの原因として視力は徐々に低下するので、見え方に慣れてしまい自覚しにくいからと言われています。白内障での見え方に慣れてしまい、病気の進行に気付かず、治療が遅れてしまうことがあるので注意が必要です。
先日受診された80歳代の患者様は目が痛い、頭が痛いという症状で受診され、進行した白内障が原因による急性の緑内障発作を起こしていました。
急性の緑内障発作は起こるまでは無症状ですが、急激に眼圧が上昇することで頭痛、目の痛みやかすみ、吐き気などを起こし、場合によっては失明をしてしまう怖い病気です。
急性の緑内障発作は基本的に白内障が進行することで起こりますので、治療は緊急の白内障の手術になります。
当院では検査や診察で白内障状態や急性の緑内障の起こす危険性がないかの画像診断の検査も行なっているため、急性の緑内障発作の起こしやすい目の状態かどうか患者様に説明を行なっています。
緑内障発作は起こす前は無症状なので、発作を起こす可能性が高い場合でも自分で気づくことはありません。
そういった意味でも60歳を超えたら、自覚症状に関わらす眼科での定期検診をおすすめします。
次回の第57回「人生が変わる白内障手術」出版記念セミナー」は2025年2月19日に行います。
参加希望の方が増えていますので、定員に達した場合は次回(約2ヶ月後)のご案内となりますので、お早めに申し込みください。
第57回「人生が変わる白内障手術」出版記念セミナー
日程 : 2025年2月19日(水)午後2時30分より
場所 : 大宮七里眼科(埼玉県さいたま市見沼区風渡野1-1-1)
完全予約制ですので、参加希望者の方は幻冬舎までご連絡ください。
問い合わせ先: 幻冬舎
予約電話番号: 03-5411-6440
メールアドレス:gmc_seminar@gentosha.co.jp