大宮七里眼科では、
最先端の3焦点の多焦点眼内レンズ パンオプティクスを使用しています。
〜2焦点眼内レンズから3焦点眼内レンズへ〜
2焦点眼内レンズは2008年に日本で最初に認可を受けた多焦点眼内レンズです。遠方と近方に焦点が合うため、多くの場合でメガネが不要となります。しかしながら中間距離にはやや焦点が合いにくい傾向がありました。 2019年に認可を受けた3焦点眼内レンズは2焦点眼内レンズを改良し、近方と遠方に加えて中間距離にも焦点が合った眼内レンズです。中間距離にも焦点が合うため、パソコンの画面や、料理の手元、カーナビなどがさらに見やすくなりました。手元や遠くの見えかたは2焦点と同等です。大宮七里眼科では3焦点眼内レンズ、パンオプティクスやクラレオン・パンオプティクスを積極的に使用しています。
パンオプティクスで乱視も治療が可能
そして3焦点眼内レンズ(トリフォーカル眼内レンズ)であるパンオプティクスのもうひとつの大きな特徴が、乱視用のレンズもあるということです。以前は乱視のある患者さんの場合には、多焦点眼内レンズの手術を行った後に乱視を治すためのレーシックを行っていました。その場合には2回の手術になるうえに、手術費用も多焦点眼内レンズの手術だけの場合よりも高くなっていました。しかしパンオプティクスの場合には乱視用があるので白内障手術だけで乱視も治すことができます。したがって1回の手術で済むうえに手術費用も2回の手術をするよりも安くすみようになりました。
パンオプティクスによる快適な中間距離から近方距離の視機能
快適な中間距離とは、コンピュータ作業やスマートフォンの使用、料理、メニューを読む、ゲームで遊ぶなどリラックスした腕の長さ(約60cm)で行う作業のことを指します。パンオプティクスは40–80cmの連続した焦点距離が、これらの作業を行う上で快適な状態を得意とし、術後に希望するライフスタイルの実現をサポートします。
パンオプティクスは瞳孔径への依存を軽減
パンプティクスは術後の新しい見え方に自然に適応するために、さまざまな光の条件下での見え方を最適化します。これは瞳孔径への依存を低減した4.5mmの回折領域により実現しました。パンオプティクスは利用可能なすべての光の半分を遠方に配分し、残り半分の光を近方と中間に等しく配分します。
パンオプティクスを実際に使用してみて
大宮七里眼科ではパンオプティクス、パンオプティクス乱視用、の両方を使用しました。手術後はすばらしい成績となり、患者さんたちもたいへん喜ばれています。たしかに手元も遠くも中間距離も良好な視力ですので、乱視用に関しては強度近視だった上にかなり強い乱視をお持ちの方にも使用しましたが、その方も完全にメガネなしの生活となって感動しているそうです。このようにパンオプティクスはいままでの多焦点眼内レンズよりもさらに良好な見え方を与えてくれる素晴らしいレンズです。さらにレーザー白内障手術を行い、ベリオンで眼内レンズの位置や乱視用のレンズの軸をより正確にあわせれば、パンオプティクスやパンオプティクス乱視用レンズを使用した手術の強い味方となります。