レーザー白内障手術のしくみ
レーザー白内障手術機器は眼の構造をデジタル情報として詳細に分析する機器を備えており、眼球の構造を3Dで立体的にスキャンします。 この眼球の構造を分析するしくみは、OCT(光干渉断層計、Optical Coherence Tomography)という機器であり、赤外線を用いてリアルタイムで眼の中を分析します。このOCTによる分析によって、非常に精度が高く高速に行えるようになりました。
レーザー白内障手術は、この眼球の構造をデジタル情報として詳細に分析するOCTのしくみと、メスを使わずにフェムト秒 (1000兆分の1)の超短時間のレーザー技術のしくみによって手術を行います。
具体的には、レーザー白内障手術機・レンズエックス(LenSx)は最先端機能のオートフォーカスのレジストレーション機能を使って、術前のデータから前嚢切開と角膜切開の位置を瞬時に反映します。またレーザー白内障手術機・レンズエックス(LenSx)がレーザー照射を行っている間は、レーザーの可変絞りを行い、それぞれのステップに最適なレーザー照射を可能にします。れレンズエックス)はレーザーのビームアングルを、角膜切開、前嚢切開、水晶体断片化のそれぞれに最適化させることができます。そのため、レーザー白内障手術では眼球内のさまざまな組織を切開するために、それぞれの深さに対し適切な角度でレーザー照射を行うことが可能です。