人生が変わる白内障手術 最高峰の白内障手術を提供 院長山﨑医師による著書 日本で初めてレーザー白内障手術を実施

白内障LP

『人生が変わる白内障手術』
『人生が変わる白内障手術』
著者:山﨑 健一朗
2020年3月3日発売
  • レーザー白内障手術4,500件以上の実績を持つ大宮七里眼科・山﨑健一朗院長がレーザー白内障手術と多焦点眼内レンズについてわかりやすく解説
  • 出版合計32,500部以上
Amazon書籍総合/目の医学部門でベストセラー!

白内障手術で
気になることをご相談ください。

診療時間
平日:8:30~11:30/14:00~16:30 土曜:8:30~11:30
休診日
木曜・土曜午後・日曜・祝日
ご予約・お問い合わせ 048-686-7000

SURGERY多焦点眼内レンズは一石「三」鳥の手術

白内障の手術を受けることのメリットは、単に「濁った水晶体を取り除いてクリアな見え方にすること」だけではありません。

あまり知られていないことですが、近視や遠視が強い人は、白内障手術によってそれらを改善し、目の度数を適正化することができます。つまり白内障手術では、近視や遠視をある程度治すことが可能です。それによって見え方を改善し、生活を便利にすることができます。

さらに白内障手術にて国民健康保険による手術で使用する単焦点眼内レンズではなく、保険外診療である多焦点眼内レンズを使用した場合には、もうひとつの大きなメリットがあります。若い頃の水晶体はピントを合わせる機能を備えていますが、加齢に伴いその機能は低下していき、60歳になるとほぼゼロとなります。通常の単焦点眼内レンズでは焦点は一つしかありませんが、多焦点眼内レンズによる白内障手術であれば、遠くだけでなく手元にも焦点を合わせることで、老眼を治療することが可能です。

まとめると、多焦点眼内レンズによる白内障手術のメリットは以下の3つです。

  1. ① 濁りのないクリアな見え方になる
  2. ② 遠視や近視を治す
  3. ③ 多焦点眼内レンズによって老眼も改善する

つまり多焦点眼内レンズによる白内障手術は、「一石”三”鳥」のメリットを持つ手術なのです。

それに対して単焦点眼内レンズによる手術では、③のメリットはありません。どのような治療でも白内障の進行を止めることはできず、いずれは濁りがどんどん進んできます。白内障手術は一度すれば、基本的に一生行う必要はなく、そういう意味では近視や遠視、老眼の度数が強い患者さんが、早期に白内障手術を受ける人生へのメリットは大変に大きいものと考えます。

(山﨑健一朗・著「人生が変わる白内障手術」より抜粋・改定)

NUMBER OF SURGERIES大宮七里眼科は多焦点眼内レンズによる
白内障手術を4958件行いました。(2022年5月現在)

多焦点眼内レンズ

私(大宮七里眼科院長・山﨑健一朗)は2008年9月10日に大宮七里眼科を開業し、同9月23日に最初の単焦点眼内レンズによる白内障手術を行いました。同10月16日に最初の多焦点眼内レンズ手術を開始しました。

当時は眼科医ですら、多焦点眼内レンズという言葉を知らない時代でした。しかし私は開業前から多焦点眼内レンズが白内障手術のみならず、屈折矯正手術(近視、遠視、乱視、老眼などを治す眼科手術全体を指します)の革命的なデバイスであることを予見していました。

日本ではなかなか一般に多焦点眼内レンズという言葉が浸透しないなか、私たち大宮七里眼科の医師は白内障手術希望の方一人一人に一生懸命多焦点眼内レンズと単焦点眼内レンズの違いについて説明し、多焦点眼内レンズのメリットを理解していただいています。今では4,295件もの多焦点眼内レンズ使用白内障手術を行いました。(2021年12月現在)その中には、私(院長)自身が執刀した実の両親も含まれています。

私は大宮七里眼科での多焦点眼内レンズのデータを日本国内だけでなく、世界の国際学会でも発表をしています。(詳しくは当サイトの院長業績を参照)

私の多焦点眼内レンズへの取り組み、両親への多焦点眼内レンズ手術の詳細は、著書「人生が変わる白内障手術」第2版に書き記しましたので、そちらもご参照ください。

CONFERENCE PRESENTATION山﨑健一朗院長は
「2焦点と3焦点の眼内レンズの比較」
について学会発表を行いました

山﨑健一朗・院長が行った臨床研究では3焦点眼内レンズは中間距離が2焦点眼内レンズよりも優位に見えやすい上に、手元の距離は2焦点眼内レンズと同等に見えることがわかりました。遠くの距離の視力は両レンズの比較で差はなく、どちらも良好な視力でした。3焦点眼内レンズでは、術後に眼鏡が必要となる可能性も2焦点レンズよりも少ないことも、統計学的な比較で明らかとなりました。

つまり3焦点眼内レンズは2焦点眼内レンズよりもメリットは大きく、デメリットのない、非常に優れた眼内レンズです。
私たちはその研究結果を2017年に国内で最も多数の参加者が集まる眼科学会にて発表しました。

(山﨑健一朗ほか、「加入度数の異なる2種類の2焦点眼内レンズおよび3焦点眼内レンズの視機能の比較」第71回日本臨床眼科学会総会・一般講演68-2)
(山﨑健一朗・著「人生が変わる白内障手術」より抜粋・改定)

LASERレーザー白内障手術なら
多焦点眼内レンズの位置や傾きが正確に

レーザー白内障手術なら多焦点眼内レンズの位置や傾きが正確に

眼内レンズに傾きやズレが生じるとそれが視機能に及ぼす可能性があります。とくに多焦点眼内レンズは、外から入ってくる光を振り分けることで、遠くにも近くにもピントを合わせることができます。その仕組みは単焦点眼内レンズよりも複雑です。そのため、多焦点眼内レンズの手術では、レンズの傾きや位置決めが重要だと言われています。

しかし、フェムトセカンドレーザー白内障手術では眼内レンズの位置ずれや傾きが少ないということが医学的に証明されています。*つまり、レーザー白内障手術では、多焦点眼内レンズの機能を最大限に発揮できるということです。

多焦点眼内レンズの機能を引き出すには、精度の高い切開の出来るレーザー白内障手術が有用です。山﨑健一朗・院長は現在、多焦点眼内レンズによる白内障手術に対して、主にレーザー白内障手術を行っています。

*Kinga Kranitz et al, Intraocular Lens Tilt and Decentration Measured By Scheimpflug Camera Following Manual or Femtosecond Laser-created Continuous Circular Capsulotomy, [J Refract Surg. 2012;28(4):259-263.]

(山﨑健一朗・著「人生が変わる白内障手術」より抜粋・改定)

 

SUCCESS大宮七里眼科は日本初の
レーザー白内障手術に成功しました

大宮七里眼科は日本初のレーザー白内障手術に成功しました
大宮七里眼科は日本初のレーザー白内障手術に成功しました

2012年6月に当院の山﨑健一朗院長が日本国内で初めてのレーザー白内障手術に成功しました。

フェムトセカンドレーザー導入の手術は、白内障手術技術としてここ20年で最も革新的な進歩です。今後次第に普及していきますが、まだ日本ではごく限られた施設でしか行われていません。
大宮七里眼科ではAlcon社のレーザー白内障手術機器、アルコン社のLenSx(レンズエックス)を用いています。

大宮七里眼科での
レーザー白内障手術の実際の映像

大宮七里眼科の
最先端レーザー白内障手術設備器機

フェムトセカンドレーザー白内障手術
超短時間パルスの精密な切開

TECHNOLOGYメスを使わない
最先端技術のレーザー白内障手術

大宮七里眼科で患者さんにお見せしている
レーザー白内障手術解説ビデオ

従来の白内障手術では、角膜などの組織を切開する際に金属製のメスを使用していました。しかし、フェムトセカンドレーザー白内障手術では、メスのかわりに光の一種であるレーザーで組織を切るため、基本的にメスを使いません。
金属であるメスと、光であるフェムトセカンドレーザーでは、組織を切るメカニズムがまったく違います。メスを使った手術では刃が直接組織に触れることで切りますが、レーザーは直接組織に触れずに切ることができる、ということです。

直接組織に触れずに組織を切開するフェムトセカンドレーザー白内障手術の登場は、長い白内障手術の歴史の中でも、最も画期的な革新の一つです。
フェムトセカンドレーザーの「フェムト」とは1000兆分の1を表す単位です。
一方、「セカンド」は秒のことです。つまりフェムトセカンドレーザーとは、1000兆分の1秒という想像できないほどの短時間で照射する、最先端テクノロジーを使ったレーザーです。
レーザーは短時間の単位で照射すればするほど、高い精度での制御が可能となります。小さいもの、薄いもの、細かいものの精密な切開や加工が正確にできるのです。
また、メスで内部の組織を切るためには、その外側の部分を切らなければ内部まで到達できませんが、フェムトセカンドレーザーでは外側の部分を切らずに内側だけを切ることが可能です。組織に触れることで切るメスによる手術では、角膜切開を先にしなければ水晶体の前嚢を切ることはできませんが、レーザー白内障手術では、目の外側の組織である角膜を切る前に、その内側にある水晶体の前嚢の切開を行います。そのため、目の圧を一定に保ったままの状態で水晶体の前嚢を切開できるので、より正確な切開をすることが可能なのです。人の手による、メスを使用した手術では、このような順番で手術をすることは不可能です。

(山﨑健一朗・著「人生が変わる白内障手術」より抜粋・改定)

ASTIGMATISM多焦点眼内レンズで乱視も改善することができる

乱視は、「角膜の歪み」で起こります。乱視の原因ははっきりと分かっていません。角膜の歪みにより、乱視が強い場合には裸眼視力が落ちて、ものがぼんやりと焦点が合わない見え方になったり、二重・三重にだぶって見えることもあります。ただし誤解しないでいただきたいのは、物が二重に見える原因が全て乱視とは限りません。
近視、遠視、あるいは白内障などの病気でも物が二重に見えることがあります。

現在では乱視用の多焦点眼内レンズがあります。白内障手術で使用することで、乱視のある方でも、かなり乱視を改善することができます。従来からある2焦点の多焦点眼内レンズだけでなく、最新の3焦点眼内レンズでも乱視用があります。
大宮七里眼科・山﨑健一朗院長は積極的に乱視用の3焦点眼内レンズを使用しており、4,295件の症例に対して使用しました。(2021年12月現在)

さらに手術中に乱視用の眼内レンズをより正確に目に固定することで、乱視を正確に軽減させる手助けをするのが「ベリオン・システム」です。

大宮七里眼科では白内障手術にベリオンを用いることで、乱視用眼内レンズを正確に合わせています。今や乱視用の多焦点眼内レンズを正確に入れる最先端白内障手術には必須の技術と言えます。
ベリオンについては当サイトでも詳細を説明しています。

(山﨑健一朗・著「人生が変わる白内障手術」より抜粋・改定)

SYSTEMベリオン・システムで乱視用レンズの軸が正確になる

ベリオン・システムで乱視用レンズの軸が正確になる

大宮七里眼科では乱視用眼内レンズの軸をより正確に合わせるため、「ベリオン・システム」を導入しています。

乱視用眼内レンズでは、手術中に眼内レンズの乱視の軸を患者さんの乱視の軸に正確に合わせることで乱視軽減効果を得ます。
従来の手術では、眼科医の目測によってレンズの位置や角度を判断し、「だいたいこの辺が中央だろう」という予測で位置を決めていました。それはときにあいまいで、安定に欠く部分がありました。

大宮七里眼科が導入している「ベリオン・システム」は、眼科医が手術中に見ている顕微鏡に、眼内レンズを固定するべき中心の位置や乱視の角度をデジタルでより正確に表示する機器です。ベリオンを使用することで、乱視用眼内レンズを従来の目測による方法よりも正確な位置に固定し、より高い乱視軽減効果を得ることができます。

ベリオンはデジタルマーカーとも呼ばれ、手術前に撮影した患者さんの目の1000枚以上の高解像度のデジタル画像および乱視の軸を、手術中の顕微鏡による強膜血管、輪部と虹彩の位置や特徴と重ね合わせることにより、眼科医の方向から見て乱視の軸がどこにあるのかを表示してくれます。

したがってベリオンを手術中に使用することで従来の眼科医の目測による目印よりも高い精度で乱視用眼内レンズの角度を合わせることができ、それによってさらなる乱視の軽減に役立ちます。

(山﨑健一朗・著「人生が変わる白内障手術」より抜粋・改定)

FEATURES大宮七里眼科の
レーザー白内障手術と特徴

Point 01メスを使わない
最先端の
レーザー白内障手術

2012年6月、当院の山﨑健一朗院長が日本国内で初めてのレーザー白内障手術に成功しました。従来の白内障手術では、角膜などの組織を切開する為にメスを用いていましたが、フェクトセカンドレーザー白内障手術は、直接組織に触れずに組織を切開することができます。その為、最小限の侵襲で、眼圧も一定に保った状態で手術を行うことができる為、より正確な手術を実現することができます。大宮七里眼科ではAlcon社のレーザー白内障手術機器、LenSx(レンズエックス)を用いてより精密な治療を行っております。

メスを使わない最先端のレーザー白内障手術メスを使わない最先端のレーザー白内障手術

Point 02日本人医師で初の
レーザー白内障手術
4,000症例

2012年6月、当院の山﨑健一朗院長が日本国内で初めてのレーザー白内障手術に成功し、2019年11月に4,000症例を達成した記念として表彰されております。豊富な手術実績と確かな技術で安全で精度の高い手術を実施しております。

日本人医師で初のレーザー白内障手術4,000症例日本人医師で初のレーザー白内障手術4,000症例

Point 03多焦点眼内レンズを
用いた白内障手術

当院では多焦点眼内レンズを用いた白内障手術にも対応しております。
単焦点眼内レンズに比べ、手術後に眼鏡に依存しない視力を得ることができるなど、優れた性能を持ちますが、手術は容易ではなく日本では普及していないのが現状です。しかし、世界最高水準の眼科医療を提供する大宮七里眼科では4,500件の多焦点眼内レンズ手術を行いました。その豊富な実績から、大宮七里眼科の院長は多焦点眼内レンズについて眼科医の先生向けのセミナー講師などを努めるなどの実績があります。より精度の高い手術をご提供することができます。

多焦点眼内レンズを用いた白内障手術多焦点眼内レンズを用いた白内障手術

Point 04院長の著書が
ベストセラー達成

2017年に発刊した院長著書『人生が変わる白内障手術』はこれまでに32,500部以上出版されました。2020年3月には第2版も刊行され、全国の書店やAmazonでも絶賛発売中です。こちらの本をきっかけに、当院で白内障手術を希望される方が全国からご来院されております。

ゆとりある医療空間ゆとりある医療空間

Point 05ベリオン・システムで
乱視用レンズの軸が
正確になる

大宮七里眼科では乱視用眼内レンズの軸をより正確に合わせるため、「ベリオン・システム」を導入しています。
乱視用眼内レンズでは、手術中に眼内レンズの乱視の軸を患者さんの乱視の軸に正確に合わせることで乱視軽減効果を得ます。
従来の手術では、眼科医の目測によってレンズの位置や角度を判断し、「だいたいこの辺が中央だろう」という予測で位置を決めていました。それはときにあいまいで、安定に欠く部分がありました。
大宮七里眼科が導入している「ベリオン・システム」は、眼科医が手術中に見ている顕微鏡に、眼内レンズを固定するべき中心の位置や乱視の角度をデジタルでより正確に表示する機器です。ベリオンを使用することで、乱視用眼内レンズを従来の目測による方法よりも正確な位置に固定し、より高い乱視軽減効果を得ることができます。
ベリオンはデジタルマーカーとも呼ばれ、手術前に撮影した患者さんの目の1,000枚以上の高解像度のデジタル画像および乱視の軸を、手術中の顕微鏡による強膜血管、輪部と虹彩の位置や特徴と重ね合わせることにより、眼科医の方向から見て乱視の軸がどこにあるのかを表示してくれます。
したがってベリオンを手術中に使用することで従来の眼科医の目測による目印よりも高い精度で乱視用眼内レンズの角度を合わせることができ、それによってさらなる乱視の軽減に役立ちます。

(山﨑健一朗・著「人生が変わる白内障手術」より抜粋・改定)

ベリオン・システムで乱視用レンズの軸が正確になるベリオン・システムで乱視用レンズの軸が正確になる

白内障手術で
気になることをご相談ください。

診療時間
平日:8:30~11:30/14:00~16:30 土曜:8:30~11:30
休診日
木曜・土曜午後・日曜・祝日
ご予約・お問い合わせ 048-686-7000

FLOW診察から手術まで

ご予約

まずは、診察のご予約をしてください。
初診は各施設にてお受けしております。
当院ではお電話でのご予約をお受けしております。

048-686-7000
ご予約ご予約

外来

問診票にご記入いただきます。 通常の外来同様、症状の有無に合わせて、視力検査と屈折検査、眼圧検査など必要な検査を受けていただきます。

初診初診

今後の治療方針の決定

手術が必要と判断された場合は、手術が必要な理由や手術で得られる効果などをご説明し、患者様と相談の上、治療方針を決定します。

検査検査

手術の説明

手術の内容や方法、所要時間、リスクなどについて、丁寧に説明していきます。

診察診察

術前検査

目の検査だけでなく血液検査など、各種検査を行います。白内障手術の場合は、眼内レンズの度数、どこに挿入するのかも決定します。

術前検査術前検査

手術前日

手術によりますが、事前の点眼や服薬を行っていただきます。 また、飲酒は控えて、お早めに就寝してください。

手術日の決定手術日の決定

手術当日

指定されたお時間までにご来院ください。待合室でお待ちいただいている時に、気分が悪くなりましたらスタッフへお声がけください。

術後安静
手術後はリカバリールームでお休みしていただきます。体調不良や違和感が起きた際はスタッフへお声がけください。問題がないと確認してから、ご帰宅となります。

帰宅
付き添いの方が運転するお車またはタクシー、公共交通機関でご帰宅ください。 夕食は食べても大丈夫ですが、飲酒と入浴、洗顔、化粧などはお控えください。目を使う行動は控えてお過ごしください。

手術手術

手術翌日

様子を見るため、手術の翌日と、数日後に受診いただく必要があります。

 

術後の経過観察術後の経過観察

Q&Aよくある質問

多焦点眼内レンズはどの眼科でも扱っていますか?

白内障手術を行っている眼科でも、ほとんどの施設が単焦点眼内レンズしか扱っていません。多焦点眼内レンズを扱っている眼科はごく限られています。総合病院でもほとんど扱っていません。

多焦点眼内レンズと単焦点眼内レンズの違いはなんですか?

両方とも白内障手術のときに眼内に入れるレンズです。白内障手術ではなんらかの眼内レンズを挿入する必要があります。眼内レンズには単焦点眼内レンズと多焦点眼内レンズがあります。単焦点眼内レンズの場合は、遠方か近方のいずれかを見る際に眼鏡が必要になることがほとんどですが、多焦点眼内レンズは、ほとんどの場合眼鏡が不要になります。

多焦点眼内レンズにはいくつかの種類があるとききました。どのような多焦点眼内レンズが使用されますか?

大宮七里眼科では、日本で認可されているすべての多焦点眼内レンズの使用経験があります。多数の多焦点眼内レンズ使用実績で得た経験にもとづき、現在当院では、パンオプティクスとテクニス・シナジーを使用しております。

多焦点眼内レンズは誰にでもできますか?

重症の網膜疾患(加齢黄斑変性・糖尿病網膜症・緑内障など)がある方は、多焦点眼内レンズの適応ではない場合があります。そのため大宮七里眼科では、手術前に眼底検査、視野検査などを行い、適応を確認します。

他の病院で多焦点眼内レンズについて質問したら、多焦点眼内レンズはあまりよく見えないと言われました。本当ですか?

多焦点眼内レンズは手元が老眼鏡なしに見えるようになる優れた眼内レンズです。適応に合った症例に用いれば「あまりよく見えない」ということはありません。多焦点眼内レンズは通常の単焦点眼内レンズよりも付加価値のある眼内レンズという意味で、欧米でプレミアムレンズと呼ばれています。

レーザー白内障手術はこれまでの白内障手術とは何が違うのですか?

レーザー白内障手術はメスを使わない最先端技術の白内障手術です。レーザー白内障手術ではフェムトセカンドレーザー機器で水晶体前嚢切開、水晶体核破砕、角膜切開の3つの課程を行い、その後に従来通りの手法で水晶体を超音波乳化吸引し、眼内レンズを挿入します。
眼内レンズを挿入する前の課程をレーザーが行うので、眼内レンズを正確に挿入することが可能です。結果的に従来の手法よりも正確に手術を行うことができます。 角膜の切開を術者の思い通りに設定することができ、しかも精密に切開できるので、手術による創口の閉鎖が従来の手術よりも良好です。角膜を切る際に乱視を治す切開を行うことができるので、乱視を矯正することができます。

レーザー白内障手術の利点はなんですか?

レーザー白内障手術の利点は正確性です。眼科医の手による切開や操作は当然わずかながらズレが生じます。レーザー白内障手術ではそのズレが格段に少なくなることにより、より正確に眼内レンズを所定の位置に固定することができます。たとえばレーザー白内障手術では基本的にメスを使いません。レーザー白内障手術ではレーザーによって角膜を切開するので、人間の手による切開よりも閉鎖が良好です。

レーザー白内障手術の機器はどんな仕組みでしょうか?

フェムトセカンドレーザー白内障手術機器は、光干渉断層形(OCT)にてリアルタイムで目の中や表面を解析し、それを基にフェムトセカンドレーザーで目の中にある水晶体や目の表面の角膜を切開していく器械です。

COST多焦点眼内レンズを用いた水晶体再建術
(保険外診療)

多焦点眼内レンズ(3焦点)を用いたフェムトセカンドレーザー白内障手術 片眼110万円

*当院での多焦点眼内レンズを用いた白内障手術、およびレーザー白内障手術は自費診療であり、公的保険の対象外です。
*白内障手術後の結果は個体差があり、必ずしも良好な視力になるとは限りません。
*まれに術後感染症などの合併症が起こることがあります。手術の内容については術前に眼科専門医と十分に相談してください。

大宮七里眼科は2008年から多焦点眼内レンズを使用した白内障手術を開始し、フェムトセカンドレーザー白内障手術を2012年6月に開始しました。患者さん一人一人にご自身の検査の結果や画像をお見せしながら、病状や治療方法について親切で丁寧な説明をしています。山﨑健一朗院長は白内障手術を分かりやすく解説した著書「人生が変わる白内障手術」を執筆しました。(2017年2月1日幻冬舎より発売)

TOPへ