ファインビジョンHP

ファインビジョンHPについて

ファインビジョンは2011年にベルギーのPhysIOL社から発売された3焦点眼内レンズで、近距離や中間距離、遠距離に焦点が合いやすい構造になっています。
これまでの2焦点眼内レンズと異なる点は、アポダイズド構造により、中間が見やすく、グレアやハローが少ないことです。また、親水性アクリル、紫外線やブルーライトを軽減させる着色レンズでつくられています。一般的な眼内レンズは、焦点数が増加すると、コントラストの度合いが低くなる一方で、ファインビジョンは、中間距離の視力も良好という結果が報告されています。
このファインビジョンに、疎水性アクリル素材を使用したものがファインビジョンHPです。

Double C-loop(ダブルCループ)を採用

レンズの優れた安定性

ダブルCループは、2010年より採用されている構造です。直径9.5mm、1 0.0mm、1 0.5mm、11.0mmに圧縮した時の光軸方向の偏位と傾斜のテストを行ったところ、 ダブルcループのレンズが安定性が最も優れておりました。

ダブルCループの工夫

独自仕様のRidgeTechテクノロジーによって、眼内に挿入時の支持部と光学部との固着リスクが軽減されています。 レンズの裏表は、2時と8時の方向についているマークで認識可能です。

ファインビジョンの特徴

  • 2焦点眼内レンズよりも中間が見やすい
  • 近距離や遠距離の見え方は2焦点レンズと同等
  • 2焦点レンズと比較して、グレアやハローが少ない
  • 2焦点レンズと比較して、眼鏡を必要な機会が少ない

ファインビジョンの見え方

白内障手術に用いられる眼内レンズと同様の素材が使用されています。メーカーから効果や安全面が確認されていますので、ご安心ください。海外では、ヨーロッパを中心に用いられることが多く、ファインビジョンによる効果を得られていることが報告されています。多焦点眼内レンズは、エネルギーのロスが19%程度ですが、ファインビジョンでは、14%程度といわれています。エネルギーのロスが少ないと、細部まで確認することができます。さらに、アポダイズド回折型構造であるため、多焦点眼内レンズよりも光輪やまぶしさを感じることが少ないです。

監修医師 山﨑 健一朗

院長紹介

院長資格

  • 日本眼科学会認定 眼科専門医
  • 日本で初めてフェムトセカンドレーザー白内障手術を開始
  • 2017年 著書「人生が変わる白内障手術」出版
  • 多焦点眼内レンズ使用症例を4,958件以上
  • フェムトセカンドレーザー白内障手術4,752件以上
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